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網屋のクラウドVPN「Verona」、連携可能なIDaaSやローカルブレークアウトの対象サービスを拡大

 株式会社網屋は1日、クラウドVPNサービス「Verona」において、連携可能な外部サービスを増加させた新版をリリースしたと発表した。

 Veronaは、インターネット上に自社専用のプライベートラインを構築するVPNサービス。これを利用すると、自宅から社内のPCにリモートデスクトップ接続したり、外出先からMicrosoft 365などの社内用クラウドシステムへアクセスしたりできるようになる。

 今回の新版では連携可能な外部のサービスを拡大した。まず、ユーザー管理をIDaaSに一本化し、ユーザーの追加/削除忘れによるセキュリティリスクを回避する「IDaaS連携」機能においては、HENNGEの「HENNGE One」に対応した。IDaaSユーザーアカウントでの「ユーザー認証」と、Verona標準認証の「クライアント証明書認証」による2要素認証も実現できるという。さらに、ユーザー側から証明書配布申請をすることも可能で、わずか3ステップで安全かつ簡単に証明書を配布できるとしている。

 また、特定のクラウドサービスへのダイレクトアクセスにより、オフィスの回線負荷を軽減する「ローカルブレークアウト」機能では、Google WorkspaceとBoxを新たにサポートした。FQDNやIPアドレスによる指定も可能で、オフィスの回線負荷を軽減することによって、快適な業務環境の実現に貢献するとのことだ。