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札幌市、ハイブリッドクラウド環境の構築にNutanix Cloud Clusters on AWSを採用

 ニュータニックス・ジャパン合同会社(以下、Nutanix)とアイレット株式会社は28日、札幌市が「Nutanix Cloud Clusters(NC2) on AWS」と「Nutanix Flow Network Security」を採用し、ハイブリッドクラウド環境を構築したと発表した。

 札幌市では「札幌市ICT活用戦略」を策定し、市の目指すべき都市像や未来の札幌の姿の実現を図るため、ICTの積極活用により、人手不足の解消や生産性向上、持続可能なまちづくりを推進している。

 札幌市は、Nutanixのハイパーコンバージドインフラストラクチャー(HCI)ソリューションを使用して、オンプレミス環境の刷新と効率化を図った。その後、コストを抑えつつIT基盤を更新する必要性と災害対策等の観点から、ITリソースの柔軟かつ迅速な調達が課題となったことから、NC2 on AWSを導入することで最新のデータセンターを含むハイブリッドクラウド環境を構築し、多額の費用をかけることなく、必要に応じたITのスケールアウトを可能にした。

 NC2 on AWSにより、オンプレミスとクラウドにまたがるアプリケーションを同一のインターフェイス上で管理できるようになるため、運用負荷が軽減する。また、Amazon EC2ベアメタルインスタンスを利用するため、昨今の世界的な半導体不足によるネットワーク機器、サーバー、スイッチなどの納期遅延の影響なく、実装を完了できたとしている。

 現在は、セキュリティ関連のワークロードをクラウド上で運用しており、今後庁内のITシステムの一部、外部向けのウェブサイトもクラウドに移行していくことを検討中としている。