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グローリー、海外市場で提供する「UBIQULAR」のクラウド基盤としてIBM Cloudを採用

 日本アイ・ビー・エム株式会社(以下、日本IBM)は5日、グローリー株式会社が海外で提供している通貨処理機の遠隔監視と店舗DXを支援するデジタルサービス「UBIQULARTM」のクラウド基盤を、IBM Cloudに移行したと発表した。

 グローリーでは、2021年に策定した中期経営計画において、コア事業と新領域事業のクロス成長により、事業の拡大、企業価値の持続的向上を目指すことをコンセプトとし、新領域事業のひとつとして、海外事業においてクラウドを用いた新デジタル・サービス・ソリューションの展開・拡販を図ることを目指している。

 日本IBMでは、グローリーのDX支援に向け、海外事業におけるクラウドを活用した新デジタル・サービス・ソリューション事業を立ち上げるにあたって、日本IBMがその事業計画の作成およびシステム構築に対するコンサルティングサービスを提供してきた。

 グローリーは、IBMコンサルティングの支援のもと、クラウドを用いた新デジタル・サービス・ソリューションのひとつとして、海外市場向け通貨処理機の遠隔監視と店舗DXを支援するデジタルサービス「UBIQULARTM」を、2021年10月に提供開始した。さらに、同サービスの顧客への展開を加速できるよう、2022年4月から、クラウド基盤を金融業界での実績が高く、高いセキュリティ機能を特長とするIBM Cloudへ移行することにしたという。

 日本IBMでは、引き続きグローリーが展開するクラウドを活用した新デジタル・サービス・ソリューションの展開を支援し、グローリーの発展に貢献していくとしている。