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キヤノン、オフィス印刷にも対応するプロダクションプリンター「imagePRESS C270/C265」を発表
2022年6月30日 15:10
キヤノンは30日、カラープロダクションプリンター「imagePRESS」シリーズの新製品として、「imagePRESS C270/C265」を7月中旬に発売すると発表した。
imagePRESS C270/C265は、高い生産性と幅広い用紙対応力で制作物のオンデマンド印刷を実現し、企業内印刷の拡大を支援する製品。オフィス向け複合機としての利便性も高め、社内のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するとしている。
従来機種の高い表裏印刷位置精度や色味安定性に加え、imagePRESS C270はカラー毎分70枚、モノクロ毎分80枚、imagePRESS C265はカラー毎分65枚、モノクロ毎分70枚の高速印刷を実現(いずれもA4ヨコ)。高画質・高速印刷が求められる企業内印刷に必要な基本性能を備える。
長尺紙(最長1300mm)や厚紙(最大350g/㎡)など幅広い用紙に対応し、店舗装飾用の長尺POPやポスター、名刺やグリーティングカードといった多彩な制作物に対応する。初心者でも簡単にデザイン性の高いポスターやチラシなどを作成できる、ウェブアプリケーション「PosterArtist」にも対応する。
5500枚まで給紙可能な多段デッキ(別売り)に新たに対応し、最大9660枚の給紙を実現。チラシなどの大量印刷時に、用紙補給の頻度を削減する。封筒の積載や長尺用トレイ(別売り)と併用でき、幅広い用紙の給紙に対応する。
オフィス向け複合機「imageRUNNER ADVANCE DX」シリーズと同等のセキュリティ性能に加え、FAX機能の標準搭載や操作部のデザイン共通化など、オフィス用途での利便性も向上。標準搭載のADF(自動原稿送り装置)を一新し、低騒音化を実現しながら、読み取り速度を毎分270ページに高速化した。クラウド型MFP機能拡張プラットフォーム「uniFLOW Online」にも対応し、紙文書の電子化によるDXを促進する。
製品の価格(税別)は、imagePRESS C270が475万円、imagePRESS C265が375万円。