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丸紅ネットワークソリューションズ、複数IDの統合管理とアクセス権限の適切な管理を支援する「IAMソリューション」

 丸紅ネットワークソリューションズ株式会社は17日、ID管理の課題解決を支援するIAM(Identity and Access Management)ソリューションを提供開始すると発表した。

 同社が提供するIAMソリューションは、企業システムごとに設定されたIDを統合管理すると同時に、アクセス権限の適切な管理を支援するもの。企業が抱えている3つの課題に応じて最適なソリューションを提供し、昨今の企業において導入が進む、ゼロトラストセキュリティの実現を支援するとした。

 1つ目は、ネットワーク管理者が抱えるアカウント管理の負荷・リスクの軽減で、このために、KeyspiderのクラウドID管理サービス「Keyspider」を提供する。Keyspiderでは、業務で利用するSaaSやオンプレミス環境の社内システムとID連携し、人事異動等でアカウント情報を変更した際は、全システムに対して動的に同期できるため、管理者の負荷を軽減できるとした。

 2つ目は、企業内でのSaaS利用増加によって増大する、ID/パスワード管理の負荷軽減で、利用しているSaaSのID情報を統合し、1つのID/パスワードで複数のSaaSへのアクセスを可能とするシングルサインオン(SSO)機能を備えた、IDaaS(Identity as a Service)を提供する。ソリューションとしては、日本マイクロソフトの「Azure Active Directory(AD)」、もしくはGMOグローバルサインの「GMOトラスト・ログイン」を用意した。

 3つ目は、SaaSとオンプレミスの併用で増大するアクセス時の負荷軽減。これを解決するため、IDaaSとの連携に不可欠なSAML(フェデレーション)に対応していない一部の国内SaaS、あるいはオンプレミスのシステムに対して、IDaaSとの連携によってログオンを行う、かもめエンジニアリングのフェデレーション対応サービス「Keygateway」を提供する。