ウイングアーク1stの帳票データ化製品「invoiceAgent AI OCR」、LINEの「CLOVA OCR（請求書特化型）」と連携

　ウイングアーク1st株式会社は、文字認識機能によって活字・手書き文字を高精度に読み取りデータ化できる帳票データ化ソリューション「invoiceAgent AI OCR」が、LINE株式会社の「CLOVA OCR（請求書特化型）」と連携したと発表した。経理業務の効率化と、インボイス制度および電子帳簿保存法対応を支援するソリューションとして、6月20日より提供を開始する。

　invoiceAgent AI OCRは、文字認識機能によって活字・手書き文字を高精度に読み取りデータ化できる帳票データ化ソリューション。一方のCLOVA OCRは、帳票や画像に記載された文字や文章を読み取り、テキストデータへ変換するAI-OCRサービスで、さまざまな書類の読み取りに対応しているが、書類の種類によっては、読み取り精度を向上させるための特化型も用意されており、今回はそのうちの請求書特化型と、invoiceAgent AI OCRが連携した。

　従来は、位置指定や項目指定などをあらかじめ設定する必要があったが、この連携によって、請求書に特化した項目を、事前設定・定義することなく読み取れるようになり、取引先ごとに様式不揃いで送られてくる請求書のデータ化が容易になるとのこと。さらに、2023年10月に導入されるインボイス制度を見据えた早期の運用と、改正電子帳簿保存法の検索要件の記録項目として必要な、取引年月日、金額、取引先情報の3項目を正確にデータ化し、電子保存可能になるとしている。

　さらに、同日提供開始の文書管理ソリューション「invoiceAgent 文書管理」では、Boxに格納された文書を、Box側のイベントでinvoiceAgent 文書管理にアップロード登録し、保管・タイムスタンプ 付与などの運用を行えるようになる。

　加えて、invoiceAgent文書管理同士で文書共有・操作を行えるフェデレーション機能を利用する際に、文書共有元に対し、アーカイブ時に電帳法対応向けのカスタムプロパティ3項目（取引日付、取引日付、取引先）を登録可能になった。