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電通デジタル、ノーコードラボ、Walkersの3社、ノーコードによる新規サービス開発支援の専門チーム「NoCode Orchestra」を発足
2022年6月17日 08:00
株式会社電通デジタルは16日、ノーコードのスペシャリスト集団「ノーコードラボ」として技術支援をするdeed合同会社および、ノーコード開発のパイオニアとして実績を持つ株式会社Walkersと共同で、ノーコードによる新規サービス開発支援の専門チーム「NoCode Orchestra」を発足したと発表した。
NoCode Orchestraでは、専門的なプログラミングを行うことなく、Webサービスやアプリなどのソフトウェアを開発できるノーコード開発ツールを活用し、新規サービス開発における設計から市場投入、その後の改善までを推進する。
電通デジタルでは、ノーコード開発は専用のノーコードツールを使い、直観的に実装を進められ、開発時だけでなく改善スピードも向上することから、サービス成長への寄与が期待できると説明。一方で、ツールを活用するにあたっても専門知識やスキルが必要となり、企業内にそうした人材をそろえるのも、高いハードルが存在しているのが現状だとしている。
こうした状況を踏まえ、電通デジタルでは技術パートナーにノーコードラボとWalkersを迎え、企業の新規サービス開発にノーコード開発をより取り入れやすくするため、サービス設計から、実際にツールを用いた開発、市場検証、そしてその後の改善までをワンストップかつスピーディーに提供する専門チームとして、NoCode Orchestraを発足したとしている。
これにより、新規サービス開発の時間短縮と費用削減につなげ、さらにトライ&エラーを素早く繰り返すことができ、一般的な開発よりも、サービス体験を短いサイクルで磨き上げていくことが可能になるとしている。
NoCode Orchestraにおいて、電通デジタルは、顧客体験の創造を基点に、顧客と直接つながり続ける「サービス型ビジネスモデル」への変革支援に強みを持つと説明。構想から実装、PoC、提供開始までをトータルにサポートすることができる専門メンバーをアサインし、全体ディレクション/マネジメントおよび、要件定義~設計・カスタマーサクセスを主に担当する。
ノーコードラボは、ノーコード情報発信メディア「ノーコードラボ ブログ」を運営するとともに、国内最大規模のBubble Agency(ノーコード開発ツール「Bubble」を使ったアプリの受託開発を行う契約企業)として多くのプラグインを提供するなど、ノーコード開発の技術と見識を有しており、取り組みでは主に開発フェーズの技術アドバイザーを担当する。
Walkers社は、ノーコード開発ツールを活用した開発実績を多数持ち、ノーコードエキスパートが多く所属するコミュニティの運営を通して、ノーコード関連情報の発信や、ノーコードエンジニアの育成なども行っていおり、取り組みでは開発~運用・改善フェーズを主に担当する。
3社は今後、各社が持つビジネス×エクスペリエンス×テクノロジーの知見を統合し、ワンチームとしてクライアントに伴走することで、企業のDX推進と新規事業創造の実現に貢献するとしている。