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ネットワールド、Microsoft Azureの運用監視サービス 「みまもりプラス for Azure」を提供

 株式会社ネットワールドは1日、クラウドシステム構築・運用・保守サービスを提供するJTP株式会社と、クラウドトータルサービス「Kyrios(以下、キリオス)」に関するOEM契約を締結したと発表した。これによりネットワールドは、JTPのキリオスで提供されている運用・監視サービスを「みまもりプラス for Azure」として提供開始した。

 JTPのキリオスは、パブリッククラウドを利用する際に必要となる「アセスメント」「設計・構築」「監視・運用」の3つをトータルに提供するサービス。

 ネットワールドでは、オンプレミス環境からパブリッククラウドへの移行を支援する「CloudPath Services」を提供しているが、クラウド移行後の運用において、運用スタッフが足りない、アップデートや新機能をキャッチアップできないなど、さまざまな課題に直面している状況が散見され、また、クラウド活用の用途が拡大するにつれて、導入後の運用・監視サービスをリーズナブルなコストで提供してほしいという要望が多く寄せられているという。

 こうした要望に応えるため、ネットワールドではMicrosoft Azure向け保守サービスを、キリオスの運用・監視サービスにより拡張し、みまもりプラス for Azureとして提供する。

 みまもりプラス for Azureは、インスタンスごとにサービスレベルと対応時間を選択できるため、運用レベルや規模に合わせて利用が可能。インスタンスごとの定額で必要な分だけ利用できるため、運用においてもパブリッククラウドと同様のメリットを享受できる。

 すでに稼働しているAzure環境でも利用が可能。マニュアル(運用手順書)に沿った運用代行だけでなく、非定型業務の定型化、構成と運用の最適化など、品質改善のためのプロアクティブな取り組みをパッケージしたプランも提供する。

 セキュリティパッチ適用・管理を標準で提供するプランがあり、顧客のITインフラを常にセキュアに保つことが可能。顧客社内のセキュリティポリシーに合わせた、アカウント管理やパッチ適用のスケジューリングなどにも対応する。また、クラウドとオンプレミスや顧客社内のプライベートクラウド環境が混在するハイブリッドな環境にも対応する。

 ネットワールドとJTPでは、顧客の最適なクラウド環境を実現するために、今後も連携範囲をさらに拡大する予定としている。