NEC、PCにデータを残さずクラウドバックアップするデータレスクライアントサービス「NEC Cloud File Sync」を提供

　日本電気株式会社（以下、NEC）は30日、アップデータ株式会社と協業し、データレスクライアントサービス「NEC Cloud File Sync」を4月1日に販売開始すると発表した。

　NEC Cloud File Syncは、PC端末に専用ソフトウェアをインストールすることで、PCとNECのクラウドサービス「NEC Cloud IaaS」に自動同期し、バックアップするサービス。

クラウドバックアップ

　PC内のローカルデータは自動で暗号化した上でクラウドへアップロードし、シャットダウン時にPCからローカルデータ（キャッシュ）を削除するため、PCにはファイルデータは保存されず、端末を盗難・紛失した際の情報漏えいリスクを減らすことができる。

　また、ユーザーがデータを書き込みできるフォルダを制限することで、クラウドとバックアップされない領域にデータが保存され、情報漏えいリスクにつながることを防ぐ。さらに、盗難・紛失時には、管理者がリモートで利用停止やデータを削除する機能を備え、迅速なデータ漏えい対策を実現する。

　サービスの1ユーザーあたりの提供価格（税別）は、NEC Cloud File Sync Standardが月額920円、NEC Cloud File Sync用ストレージ（100GB）が580円など。

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