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NTTドコモ、XRコンテンツの編集・投影ソリューション「DataMesh Director」を販売

 株式会社NTTドコモは31日、DataMesh株式会社が提供するXRソリューション「DataMesh Director」を、5Gに対応したパートナーソリューションとして法人向けに販売開始した。

 DataMesh Directorは、現実空間に投影するXRコンテンツ(AR/MRコンテンツ)を、PowerPointを編集する要領で容易に作成でき、ワンクリックで投影できるソリューション。これまでXRの導入障壁となっていた、高度なプログラミングの技術を採用することによるコストの増加や、実装期間の長期化といった懸念が解消されることで、自社内における定常的な運用が可能になるとしている。

「DataMesh Director」を利用したコンテンツ制作フローのイメージ

 ソリューションの具体的な導入効果の例としては、建設業の施工管理の効率化・コスト削減を挙げている。設計図などの紙媒体で確認していた複雑な作業工程が、現実空間に立体的に表示して視認できるようになることで、関係者全員の作業手順の共通理解が加速し、さらに手戻り・ミスを防止することで、業務全体に要する時間を今までより約6~7割短縮できた事例もあるという。

 また、NTTドコモからソリューションを提供するに当たり、5Gと組み合わせて提供することも可能となる。5Gの特長である「高速・大容量通信」により、タブレットやスマートグラスなどにXRコンテンツを安定して伝送できるため、外出先や作業現場においても関係者の共通理解を醸成できるとしている。

 NTTドコモでは今後も、DataMesh Directorをはじめとする、5Gネットワークを利用した製品、技術、サービスの提供を通じて、新しい価値の創出や社会課題の解決に貢献するとしている。