ソフトブレーンのCRM/SFAツール「e-セールスマネージャー」、アドビのMAツール「Adobe Marketo Engage」と連携

　ソフトブレーン株式会社とアドビ株式会社、株式会社primeNumberは13日、ソフトブレーンのCRM（顧客管理）/SFA（営業支援）ツール「e-セールスマネージャー」と、アドビのMA（マーケティングオートメーション）「Adobe Marketo Engage」（以下Marketo）の連携を、primeNumberのデータ統合自動化サービス「trocco」を通じてサポートすると発表した。

　e-セールスマネージャーは、営業生産性の最大化を目的としたCRM/SFAツール。顧客情報の集約、営業の報告業務の軽減、営業活動にまつわる商談・活動・成果の見える化によって、課題の発見を促し、営業活動を支援する。

　一方のMarketoは、ランディングページやフォーム作成を通じた見込み客情報の取得、顧客・見込み客の行動に応じたメールなど、クロスチャネルでの情報提供や施策ごとの収益貢献度の計測といった、マーケティング活動を支援する顧客エンゲージメントのためのアプリケーションである。

　この両製品が連携することで、営業・マーケティング双方の成果の最大化が図れるという。具体的には、e-セールスマネージャーの情報をMarketoに連携することで、商談情報の受注・失注の情報により、顧客へ送るメッセージ内容を最適化できるようになるため、仮に失注となった場合でも、自動的に顧客を再度マーケティングの育成フェーズへ戻せるとのこと。

　また、Marketoの情報をe-セールスマネージャーに連携させ、e-セールスマネージャーの画面上で、見込み顧客のWebページ訪問といったアクティビティやスコア情報といったMarketoのデータを、営業が見られるようになる。営業が、そこから得られる知見を基に提案の幅を広げたり、成約率を上げたりすることが期待されるほか、Marketo内の施策と案件の受注金額等の情報がひも付けられるため、施策を金額ベースで振り返り可能となり、今後の施策の成功率向上も期待できるとしている。

　従来はこうした連携を行うために、大きなエンジニアリング工数やコストを要していたが、今回は、troccoによる連携サポートを受けられるので、それらの大幅な削減を実現するとのこと。

　なお、e-セールスマネージャーの既存ユーザーはMarketoを、Marketoの既存ユーザーはe-セールスマネージャーをそれぞれ導入すれば、より効果的なマーケティング・営業活動を行えるほか、troccoの既存ユーザーは、e-セールスマネージャーやMarketoと自社のデータ分析基盤を連携させ、より幅広いデータ活用を行うことも可能とした。