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レノボ、AIプラットフォームを搭載した「Lenovo ThinkEdge SE450サーバー」を発表

Lenovo ThinkEdge SE450サーバー

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(以下、レノボ)は22日、人工知能(AI)プラットフォームを搭載した新型「Lenovo ThinkEdge SE450サーバー」を発表した。

 ThinkEdge SE450は、エッジアプリケーションのエンタープライズ・産業用AIにおいてNVIDIA GPUを活用し、AIプラットフォームをエッジ側に直接搭載することで、ビジネスインサイトをより短時間で獲得できる製品。

 クラス最高のAI対応テクノロジーを採用し、インテリジェントエッジ機能を進化させており、より多様な環境においてインサイトを迅速に提供すると同時に、最高の演算性能を発揮し、企業はエッジでのリアルタイムの意思決定を迅速化して、ビジネスの可能性を最大限に引き出せるとしている。

 製品は静音設計で、持ち運び可能な独自のフォームファクターを採用することで、多種多様なクリティカル・ワークロードの需要に対応しており、奥行きの短さからスペースの限られた場所でも容易に設置できる。また、業界別のエッジ環境の要件に特化した堅牢設計を特長とし、より広範な動作温度に加えて、粉じん・衝撃・振動の過酷な環境にも耐えられる。

 最新の第3世代インテルXeonスケーラブルプロセッサーと、インテルディープラーニングブーストテクノロジーを採用し、オールフラッシュストレージによりエッジでのAIとアナリティクスの実行に対応しつつ、インテリジェンスを実現できるよう最適化されている。

 製品はインテルの検証を経て、vRAN向けインテルSelectソリューションに認証されている。この事前検証済みのソリューションは、ハードウェアとソフトウェアの厳密に定義された構成要件と、システム全体の厳格なパフォーマンス・ベンチマークに対応し、コミュニケーションサービスプロバイダーにとっては、導入期間を短縮しつつ、リスクを低減できる。

 レノボでは、ThinkEdge SE450はパートナーや顧客とのアジャイルなハードウェア開発アプローチを通じて完成した、複数のプロトタイプの集大成となる製品で、通信、小売り、スマートシティの環境を対象に、実際のワークロードを実行するライブトライアルを実施してきたと説明。ThinkEdge SE450のAI対応サーバーは、大規模なパートナーエコシステムに対応できるよう特別設計されており、顧客企業はこうしたエッジソリューションを、より容易に導入できるとしている。

 また、エンタープライズの間で、クラウドからエッジまでのハイブリッドインフラストラクチャーの増強が進む中、ThinkEdge SE450 は、Microsoft、NVIDIA、Red Hat、VMwareのテクノロジーを現時点でサポートする、オンプレミスクラウド環境を拡張する上で最適な製品だとしている。