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NTTPCとALBERT、AI開発の内製化を支援するAI・画像認識ワークステーション「タクミノメ」を提供

 株式会社NTTPCコミュニケーションズと株式会社ALBERTは25日、検品・検査や異常検知などにおけるAI画像認識モデルの開発内製化を可能にする、AI・画像認識ワークステーション「タクミノメ」の提供を開始した。

 タクミノメは、日本HPのGPUワークステーションにAI・画像認識ツールを組み込み、サポートも含めてNTTPCがパッケージとして提供する。

サービスイメージ図

 画像の主要な被写体が何かを識別する「画像分類」、正常状態を認識させ正常から外れた部分を検知する「異常検知」、学習させた物体を画像内から矩形で検出する「物体検出」、学習させた物体を画像内からピクセル単位で検出する「領域検出」の4つのタスクに対応し、画像認識に関する各種ニーズをカバーする。

 AIモデルの教師データとして画像へのタグ・ラベル(情報)付与を行うアノテーションから、学習、推論実行/比較、デプロイの4つのステップにより、AI画像認識モデルの構築・実装を一気通貫で行うことができ、AI開発の内製化を実現する。

 AI画像認識モデルの識別根拠となった領域(注視領域)を、重要度に応じ強調するヒートマップで可視化でき、ブラックボックス化していた識別根拠を直感的に把握し、AI画像認識モデルの精度を向上する。直感的なGUIを備え、ノーコードで誰でも簡単に操作でき、AI開発の内製化を支援する。

 NTTPCとALBERTでは、製造業における検品・検査や異常検知をはじめ、あらゆる企業においてAI画像認識モデル構築が簡易かつ迅速に行えるようになることで、AI技術を活用した業務工程の変革および新規事業・サービスの開発に貢献するとしている。