サイレックスのデバイスサーバー「DS-700」、インターネット経由での接続が可能に

　サイレックス・テクノロジー株式会社（以下、サイレックス）は1日、USB機器をローカルネットワークで利用可能にするUSBデバイスサーバー「DS-700」を強化し、インターネット経由での接続に対応させたと発表した。これにより利用企業は、リモート環境からローカルネットワーク上のUSB機器や各種センサーに接続可能になるという。

　サイレックスのUSBデバイスサーバーは、USB仮想化技術（USB Virtual Link Technology）により、ネットワーク接続したUSB機器を、あたかもPCとUSBケーブルで接続しているかのように利用可能にする製品。DS-700もその1モデルで、USB 3.0ポート×1、USB 2.0ポート×1を備えており、USB接続のスキャナーやプリンター、カメラなどの機器がローカルネットワークで利用できるようになる。

DS-700

　今回はこのDS-700、および接続アプリケーション「SX Virtual Link」をバージョンアップし、インターネット経由での利用に対応させた。

　これにより、社内にあるUSB機器にインターネット経由で接続可能になる。また、クラウドサービス上に配置したWindows仮想OSにSX Virtual Linkをインストールし、リモートデスクトップで接続すれば、さまざまなOSから、遠隔にあるUSB機器へのアクセスを行えるとのこと。

　このほか、工場や倉庫内にあるシリアル機器や各種USBセンサーなどの情報も、インターネット経由で取得可能になる。人が容易に立ち入ることができないエリア、海外を含む遠方の工場や倉庫などに設置されたシリアル機器／USBセンサーに対しても、インターネット経由で接続できるようになるため、デバイスの管理や情報の取得、人の移動にかかるコストが削減されるとしている。