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シュナイダーエレクトリック、産業用イーサネットスイッチのラインアップを「Modiconスイッチ」としてリニューアル
2021年10月19日 08:00
シュナイダーエレクトリックは18日、産業用イーサネットスイッチのシリーズラインとして、これまで販売していた「ConneXium」をリニューアルし、新たに「Modicon」スイッチとして発売した。
シュナイダーエレクトリックでは、製造現場のDX、IIoT(Industrial IoT)化ニーズの高まりを受け、その通信インフラを構築するために、産業用イーサネットスイッチの重要度が高まっていると説明。特に増大するスループットへの対応や、サイバーセキュリティリスクへの対策など、新しいニーズに対応するため、従来、ConneXiumシリーズとして展開していた産業用イーサネットスイッチを、Modiconスイッチシリーズとしてリニューアルするとしている。
Modiconスイッチシリーズは、長期供給に加えて、盤内に最適なDINレール取り付け、幅広い使用周囲温度やIP67に対応した機種もそろえる、シンプルなアンマネージドスイッチシリーズと、安定稼働とよりきめ細かい通信トラフィックを管理するために、QoSや冗長化などの機能を搭載したマネージドスイッチをラインアップに備える。
今回、第1弾のリニューアルとして、アンマネージドスイッチの新たなラインアップを10月18日に発売。マネージドスイッチは、2021年12月以降の発売を予定する。
Modiconスイッチシリーズのアンマネージドスイッチは、スタンダードとプレミアム、2つのグレードで展開する。スタンダードのアンマネージドスイッチは、シンプルでプラグアンドプレイ可能なエントリーモデルで、ポート数や光ファイバー通信の有無などによる、計5種のバリエーションで発売する。リニューアルにより、消費電力を低減し、サイズもよりコンパクトになり、従来のConneXiumシリーズ機種とも完全互換のため、同機種を導入済みのユーザーも安心して使用できる。
プレミアムのアンマネージドスイッチは、QoSやマルチキャストフィルタリングに対応し、電源が二重化されているほか、異常時にアラームレポートが行えるポートを備える。スタンダードと同じく、ポート数や光ファイバー通信有無などによる計5種のバリエーションをラインアップにそろえる。
12月から順次発売を予定するマネージドスイッチのラインアップは、これまで展開していたConneXiumのマネージドスイッチと比較して、サイバーセキュリティを大幅に強化し、PoE対応、ギガビットイーサー対応、より耐環境性能を高めたモデルなどをラインアップに追加する。また、今回の産業用イーサネットスイッチのリニューアルに伴い、ネットワーク構築を得意とするシステムインテグレーター企業とのパートナーシップについても強化する。