ニュース

凸版印刷、顧客IDの統合管理機能をASP型で提供するプラットフォームサービス

1つのIDで複数サイトの横断利用を実現

 凸版印刷株式会社は16日、企業内で分散管理されてしまっている顧客IDを統合可能な、ASP型のID統合プラットフォームサービスを提供開始すると発表した。9月中旬より、流通・メーカー業界などに向けてサービス提供を開始する。

 新サービスは、企業内でサービスやブランドごとに分散管理されてしまっている顧客データを統合、One ID化し、精度の高いデジタルマーケティングを支援するサービス。基本的な会員登録、ログイン機能、マイページ機能に加え、SNSアカウントなどと連携した会員登録やログインも可能となっている。またシングルサインオン(SSO)にも対応しており、一度のログインで複数のWebサービスを横断的に利用できるという。

 認証仕様には「OpenIDConect」を採用し、接続するサービスサイト側の負荷を軽減しつつ、セキュリティを担保した連携を可能にした。加えて、サービス利用規約の更新と再同意の取得を標準機能で実現できることから、法令対応のコスト削減につながるとしている。

 さらに、凸版印刷が提供する「Cam!Labo」などのマーケティングツールとも連携済みのため、短納期でのデジタルマーケティング基盤を構築できるとのこと。

 価格は、初期費用が400万円から(要件定義、データ移行作業は除く)、月額費用が40万円から。月額費用はID数による従量課金制となる。