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NTTアーバンソリューションズとNTTデータ、行動予測や思考分析などを用いた「パーソナライズサービス」の実証実験

 NTTアーバンソリューションズ株式会社と株式会社NTTデータは6日、NTTグループが保有する品川エリアのオフィス施設等において、「パーソナライズサービス(おもてなし)」の実証実験を9月より開始すると発表した。

 「パーソナライズサービス(おもてなし)」のの実証実験は、2021年2月に発表されたNTTグループの“未来の街づくり”を目指す取り組み「街づくり DTC」の一環として行われるもの。一人ひとりの趣味嗜好(しこう)や行動傾向、街区の混雑度等状況を踏まえて、アプリや街区設備を通じ、あたかも街全体が一人ひとりをおもてなしするかのようなサービスの実現を目指しているという。

 例えば、最適な行動の提案(レコメンド)や、行動を先回りし、空調や移動手段といった環境を最適な状態に整えておくなど、さまざまなサービスにおいて各個人の体験最適化(パーソナライズ)を実現するとのこと。

 第1弾としては、今回、コロナ禍における密回避も考慮したランチレコメンドサービスを実証する。具体的には、まず、利用者のプライバシー、個人情報保護に配慮しつつ、お気に入り店舗等の嗜好、オフィス・街区における行動履歴、注文情報、健康等の情報を収集。NTTの研究技術の活用によって、各個人の嗜好の分析、行動予測、最適な行動を導き出す。

 そして、個人の状況と、飲食店の混雑度も加味した「ランチレコメンド」を、最適化された状態で提供するとのこと。また、その度に利用者への理解を深め、より最適化された顧客体験を提供するとした。

パーソナライズサービス実証イメージ
飲食店レコメンドアプリイメージ

 なお実証実験には、NTTアーバンソリューションズとNTTデータに加えて、NTT、NTT都市開発が協力する。