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NTTコム オンライン、次世代SMS規格「RCS」対応の法人向けメッセージサービス

ファイルの送受信や双方向でのやり取りも可能

 NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社(NTTコム オンライン)は、SMS(ショートメッセージサービス)送信サービス「空電プッシュ」において、次世代SMS規格「RCS」に対応した法人向けメッセージサービス「空電プッシュ for RCS」を提供開始すると発表した。

 「空電プッシュ」は、高い開封率を持つSMSを利用して、携帯電話番号のみで一斉にメッセージを送信できるサービス。着信結果確認・携帯キャリア自動判定・長文分割などの機能を備えているほか、PCからの一斉送信・個別送信や、APIによるSMS送信、IVRと連携したSMS送信、双方向SMSなど、利用企業の環境に応じた送信方法を提供できるという。

 今回はこのサービスのラインアップに、次世代SMS規格であるRCS(Rich Communication Services)に対応した「空電プッシュ for RCS」が追加された。テキストの送受信に加え、ファイルなどの送受信にも対応。NTTドコモ、au、ソフトバンクのメッセージアプリ「+メッセージ」を利用し、携帯電話番号を通じたリッチコミュニケーションが可能になる。

 また、携帯キャリア審査を通った「認証済みマーク」が付与された公式アカウントを利用することにより、企業アカウントの信用性を確保可能。金融機関における支払い督促や住宅ローン連絡など、秘匿性の高い情報通知にも活用できるという。

 さらに、工事や修理、宅配、各種予約などにおいて、企業からの日程連絡に加えて、顧客からの確認や変更依頼の返信が受けられる双方向性の通知連絡が可能。企業システムとのAPI連携を行えば、顧客からの返信に対する自動返信シナリオも作成できるとしている。

 このほか、送信可能文字数がSMSの660文字に対して最大1万文字まで拡張されている点もメリットで、画像、動画、ファイルの送信にも対応するため、求人情報や契約関連など、顧客への提供情報量が多い、リッチな表現やUXを必要とするコミュニケーションにも適しているとのこと。