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テックウインド、中小企業向けのオールSSD搭載NAS「AXELBOX」シリーズ第二世代を販売開始

 テックウインド株式会社は29日、台湾QNAP製のNASキット「TS-x73Aシリーズ」に、Western Digital製のNAS向けSSD「WD Red」を搭載した、第二世代となる次世代型高速NAS「AXELBOX」シリーズの販売を開始すると発表した。

 AXELBOXは、10ギガビットイーサネット(GbE)対応、オールSSD搭載とすることで、NASの役割を向上させた中小企業向け次世代型高速NAS。ファイルの共有・一元管理だけでなく、データのバックアップ先として活用されているNASを高速化することで、大量のデータのやり取りや、動画ファイルなどの大容量のデータの保存・編集、30人程度までの複数人同時アクセスでも快適なデータ活用環境を提供する。

 第二世代となるAXELBOXは、QNAPのTS-x73Aシリーズに、Western DigitalのNAS向けSSD「WD Red SA500 NAS SATA SSD」を、テックウインドが国内自社組立工場でキッティングし、RAID構成のセッティングまで行うことで、納品後すぐに利用が可能な製品。オプション有償サービスとして、不具合発生時に代替機を指定場所へ発送するデリバリー保守サービス、故障の状況に応じて訪問して修理を行うオンサイト保守サービスも提供する。

 TS-x73Aシリーズは、CPUにAMD Ryzen V1000シリーズ V1500Bクアッドコアプロセッサーを搭載し、従来モデルの「TS-x73シリーズ」と比べて消費電力を抑えながらパフォーマンスを向上。このTS-x73Aシリーズに、16GBの大容量メモリー(4ベイモデルは8GB)と10GbEポートを2つ追加し、SSDのパフォーマンスを引き出せる構成としている。

 また、WD Red SA500 NAS SATA SSDは、24時間365日稼働するNAS環境に向けて設計され、デスクトップグレードのSSDと比べて4倍の耐久性を備え、頻繁に使用するファイルへの素早いアクセスを可能にするとともに、10GbEネットワーク環境に対応。また、QNAPのソフトウェア定義型「SSDエキストラオーバープロビジョニング」により、10%(標準)の予備領域を確保し、SSDの耐久性を高めている。

 製品ラインアップは、4ベイ/6ベイ/8ベイの3種類で、それぞれに1TB/2TB/4TBのSSDを搭載したモデルを用意する。最低容量の4ベイ・4TB(1TB×4)モデル「AXEL-473A/4TB」の希望小売価格は29万9000円(税別)。