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グレープシティ、企業内システムなどで利用できる画像処理コンポーネントの最新版「LEADTOOLS 21J」を発売

 グレープシティ株式会社は13日、画像処理を行うコンポーネント「LEADTOOLS」の最新バージョンとなる「LEADTOOLS 21J」を発売した。

 LEADTOOLSは、イメージスキャナーやFAXなどと連携する企業内システムや、医療機器と連携した画像診断システム、バーコードを用いた流通システムなど、画像を扱うさまざまなシステムで利用できる画像処理コンポーネント。

 新バージョンでは、画像処理、ドキュメント処理、医用画像処理のそれぞれにおいて機能を強化するとともに、Windows Server 2019やVisual Studio 2019といった新環境にも対応した。

 新機能のドキュメントアナライザーは、構造化されたレイアウトを必要とせずに、テキストベースのオフィスドキュメント(DOC、DOCX、XLS、XLX)、PDF、およびドキュメントイメージ(JPG、TIFF、PNG、PDF)からのデータをインテリジェントに認識し、操作する。テーブル、テキストフロー、複数行にわたるデータなど、さまざまなデータ形式を処理する。

 また、製品ラインアップについては、用途に合わせて「Pro」「Document」「Medical」の3つのファミリーに分類。ファミリー内に、PDFやバーコードを収録したエディションを設けるなど、分かりやすい構成とした。

 Proファミリーには、画像処理機能と画像ビューアー、HTML5対応のJavaScript画像ビューアーを備える「Imaging Pro」、Imaging Proに加えてバーコードの読み書き機能を備える「Barcode Pro」、Imaging Proに加えてPDFの読み書き機能を備える「PDF Pro」、すべての機能を備える「Pro Suite」の各エディションが用意される。

 Documentファミリーには、Imaging Proに加えドキュメントビューアーとコンバーター、PDFの読み書き、HTML5対応のJavaScriptドキュメントビューアーを備える「Document」、さらにバーコードの読み書き、OCR認識、マーク認識機能を備える「Recognition」、さらにフォーム認識機能を備える「Document Suite」の各エディションが用意される。

 Medicalファミリーには、画像処理機能と画像ビューアー、ドキュメントビューアーとコンバーター、DICOM、PDFの読み書き、PACS、HL7機能を備える「Medical」と、さらにHTML5対応のJavaScript DICOMビューアーを備える「Medical Suite」が用意される。

 LEADTOOLSシリーズの価格は、1開発ライセンスあたり12万1000円~115万5000円(税込)。