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リコー、印刷/スキャン機能やクラウドFAX機能を強化したデジタルモノクロ複合機「RICOH IM 6000/5000/4000/3500/2500」を発売

 株式会社リコーは、デジタルモノクロ複合機の新製品として「RICOH IM 6000/5000/4000/3500/2500」5機種10モデルを13日に発売する。

 新製品は、2017年1月発売の「RICOH MP 6055/5055/4055/3555/2555」の後継機種となるデジタルモノクロ複合機。中・高速クラスのデジタルモノクロ複合機として、高速出力と多様な後処理オプションにより、高い生産性を実現。ニューノーマルにおけるテレワークの普及を前提として、紙文書のスキャナー機能を強化し、OCR処理速度をさらに向上したほか、PDFなど電子データ生成時の生産性を向上した。また、ペーパーレスFAX機能も強化し、多様な働き方にも柔軟に対応する。

RICOH IM 3500F(オプションを装着したもの)

 クラウドプラットフォーム「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES プラットフォーム」を介して、業種業務に応じた各種クラウドサービスと組み合わせ、オフィスワークの自動化・省力化を推進する「RICOH Intelligent WorkCore」に対応。Dropbox、Google Drive、OneDriveなどのクラウドストレージ連携サービスや、AI(人工知能)機能を搭載したOCRサービスを提供する

 また、種類の異なる紙原稿を大量に出力し、自動で部署やクラスごとに仕分けを行うソリューション「RICOH ジョブビルドandクラス」や、個人情報や機密性が高いドキュメントをコピーやスキャンする際に、複合機の操作パネル上で直観的な操作でマスキングを行う「RICOH カンタンマスキングアプリ」などにも対応し、顧客の業種業務課題に対応する。

 印刷機能については、従来の1200dpi印刷モードに加え、600dpiと同等の生産性で出力できる1200dpi速度優先モードを新たに搭載。図面やバーコード付きの帳票など、高解像度で大量出力が求められるドキュメントの出力業務の効率化を実現する。

 スキャナー機能については、一度の搬送で両面の同時読み取りが可能な、1パス両面ADFの読み取り速度を向上。フルカラー・モノクロともに片面毎分120ページ、両面毎分240ページの高速スキャンが可能となった。

 FAX機能については、FAX受信文書の蓄積容量が最大で約3000文書、約3万枚となり、蓄積文書数で従来機より約10倍に増加。受信文書は、回線や相手先ごとに本体のハードディスク内に作成したフォルダーへ自動振り分けができるようになり、業務効率向上に貢献する。さらに、クラウドFAXソリューション「RICOH カンタンファクス仕分け for Cloud」に新たに対応し、外出先や自宅などのテレワーク環境でもFAX受信業務にも対応できる。

 本体には直感的な操作が可能な、10.1インチの大型フルカラータッチパネル新「MultiLink-Panel」を搭載。フリックやドラッグなどの操作感を向上させるとともに、チルト機構の改良により画面の調整角度を増加させ、快適に操作できるようにした。

 製品のラインアップと標準価格(税込)は、連続複写速度(A4ヨコ・毎分)が60枚の「RICOH IM 6000」が213万円から、連続複写速度50枚の「RICOH IM 5000」が155万円から、連続複写速度40枚の「RICOH IM 4000」が126万円から、連続複写速度35枚の「RICOH IM 3500」が103万円から、連続複写速度25枚の「RICOH IM 2500」が90万円から。