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ゾーホー、チャット機能などを強化した、Web接客・来訪者分析クラウド「Zoho SalesIQ 2.0」

 ゾーホージャパン株式会社は9日、Web接客・来訪者分析クラウドサービス「Zoho SalesIQ」において、オンラインチャット機能や管理機能などを強化した「同 2.0」を提供開始すると発表した。

 Zoho SalesIQは、自社サイトを訪問した顧客の位置情報の把握、サイト上での顧客の行動のモニタリング、顧客行動に基づいて予測的に行うオンラインチャットなどの機能を統合したセールス、マーケティング、サポート部門向けのクラウドサービス。今回の新版では、顧客とのより戦略的かつ効率的なコミュニケーションの実践に向けて、機能が強化されたという。

 具体的には、オンラインチャットの利用時に、過去にやりとりした一連のスレッドが表示された状態で、顧客との会話が再開できるようになった。顧客は過去の問い合わせに関連して質問するケースが多く、チャットによる応答にはリアルタイム性に加えて継続性が求められるとのことで、この強化によって、前回の問い合わせから時間が経過している場合でも、過去の経緯を画面上で把握しながら顧客との会話を継続可能となった。これにより、1件あたりの対応時間の短縮、ならびに顧客満足度の向上につなげられるとしている。

 加えて、顧客の質問に自動で回答するチャットボットを、プログラミング不要のノーコード開発で作成できる環境を搭載した。あらかじめ用意された機能ごとのコンポーネントを、ドラッグ&ドロップの簡単な操作で組み合わせるだけの作業で、サイトの特性にカスタマイズされたチャットボットを作成できるという。

 また管理機能が強化され、ブランドサイトや製品サイトなどの複数の顧客接点を、単一の画面で一元管理可能にしている。複雑化する顧客情報の収集・分析、問い合わせ対応などの業務を同一のダッシュボードに集約して可視化できるため、チーム内での情報共有やプロセス管理を効率化できるとのこと。

 このほか、顧客管理・営業支援システム「Zoho CRM」と連携し、Zoho SalesIQで得られた顧客情報を、より具体的な営業活動やマーケティング活動に活用することも可能となった。

 オペレーター1人ごとの価格は、ベーシックプランの場合で月額840円(年間払いの場合)、プロフェッショナルプランが月額1530円(同)、エンタープライズプランが2400円(同)。無料プランも用意されている。