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MDIとアグレックスが提携、企業のマーケティング活動とデータプライバシー管理の支援サービスを提供

 電通グループの株式会社マイデータ・インテリジェンス(以下、MDI)とTISインテックグループの株式会社アグレックスは8日、企業のマーケティング活動とデータプライバシーマネジメントを支援するサービスを、6月より提供開始したと発表した。

 今回発表された新サービスは、企業が入手・管理する個人情報の正規化と、同意管理プラットフォームを活用した同意情報管理およびCRMシステムとの同意情報連携を行うもの。

 まず、アグレックスのデータクレンジング/名寄せツール「Precisely Trillium」を用いて、企業内に散在しているデータベースを正規化したうえで、統合データベースを構築する。そして、そのデータベースをMDIの同意管理プラットフォーム(Consent Management Platform:CMP)「dooi」に連携させることで、2022年施行予定の改正個人情報保護法によって企業側に求められる個人データの特定と、個人データの共通IDでの管理を実現するという。

 これを利用することにより、生活者データを活用したサービスの提供企業は、データプライバシーに対応した適切なマーケティング活動を行えるようになるほか、生活者の個人情報を安全に取得・管理することも可能とのこと。

 あわせて両社では、それぞれの業務ノウハウを生かしたデータ戦略やプライバシーポリシー策定のコンサルティング、コンタクトセンター、DM発送など、顧客接点に関わるBPO業務もしており、マーケティング活動全般の高度化も支援できるとした。

 具体的な役割としては、MDIは「dooi for Cookie」「dooi for ID」の提供に加え、企業のデータプライバシーマネジメントへ向けた、企業内でのCookieデータや個人情報等の現状活用状況の可視化、今後のデータ活用に向けた戦略作成やプライバシーポリシー改定支援といったコンサルティングを担当。

 一方のアグレックスでは、「Precisely Trillium」の提供と、顧客データの統合および恒久的な鮮度維持の仕組み構築、同意情報も含めた顧客情報の管理を行うCRMソリューションの構築、コンタクトセンター運営やDM発送等のBPO業務などを担当する。