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キヤノンITS、AWS環境を含めたITシステムの監視・障害復旧・運用の自動化を実現する「クラウドMSP」を提供

 キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は28日、顧客のITシステムを24時間365日監視し、障害検知時にはオペレーターによる障害一次対応を実施するMSP(マネージドサービスプロバイダー)サービスに加え、Amazon Web Services(AWS)のクラウドサービスに正式対応した「クラウドMSP」の提供を開始した。

 キヤノンITSでは、デジタルビジネスの進展に伴って企業の戦略的なICT活用が必要不可欠になる一方、企業が既存システムの刷新や新たなシステム構築などを進める中で、ITシステムを支えるインフラおよび運用は複雑化・多様化が進んでおり、社内でそれらの技術に精通したエンジニアが不足しているなどの課題を抱えていると説明。こうした課題に対応するため、ITシステムの監視・障害復旧・運用までの各種業務自動化を実現するSaaS型クラウドサービスとして、クラウドMSPを提供する。

 クラウドMSPは、AWSを利用する顧客を対象に、ITシステムの障害そのものを未然に防ぐための対処策を強化。顧客のITシステムを24時間365日監視、障害検知時の自動的な障害一次対応といった、従来のMSPサービスの機能に加えて、仮想サーバーなどの監視、障害復旧、運用までの自動化を実現し、状況の変化をいち早く通知する。これにより、顧客はさまざまな情報を迅速に一元管理でき、ITシステムを効率的に運用できるほか、企業全体の生産性向上につなげられる。

 クラウドMSPの価格は、1インスタンスあたり月額2万900円から。