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レノボ、第3世代Xeon SP搭載の新型「ThinkSystemサーバー」を発表

 レノボ・エンタープライズ・ソリューションズ合同会社(以下、レノボ)は20日、第3世代インテルXeonスケーラブルプロセッサー(以下、Xeon SP)とPCIe Gen4を搭載する、次世代Lenovo ThinkSystemサーバーを発表した。

 新製品のうち、ThinkSystem SR650 V2/SR630 V2/ST650 V2/SN550 V2の4機種は、顧客企業のミッションクリティカルな需要と懸念に対応するため、パフォーマンス、信頼性、柔軟性、セキュリティを強化。もっとも要求の厳しいワークロードにも対応する柔軟性と、ビジネスニーズの高まりに対応する構成の自由をもたらすとしている。

ThinkSystem SR650 V2
ThinkSystem SR630 V2

 ThinkSystem SR650 V2は、中堅・中小企業から大規模エンタープライズ、マネージドクラウドサービスプロバイダーまで、スケーラビリティに理想的な2U/2ソケットサーバー。速度と拡張を重視した設計で、インテルOptaneパーシステントメモリー200シリーズを搭載することで、データベースと仮想マシン展開のパフォーマンスと容量を向上させ、PCIe Gen4ネットワーキングのサポートにより、データのボトルネックを解消する。

 ThinkSystem SR630 V2は、ビジネスクリティカルな汎用性を実現する1U/2ソケットサーバー。クラウド、仮想化、アナリティクス、コンピューティング、ゲームなどのハイブリッドデータセンターワークロード向けに、パフォーマンスと密度を最適化している。

ThinkSystem ST650 V2
ThinkSystem SN550 V2

 ThinkSystem ST650 V2は、パフォーマンスと拡張性を実現する2ソケットタワーサーバー。スリムな筐体(4U)で、高度な構成が可能なタワーシステムに対応し、リモートオフィス/ブランチオフィス、テクノロジー、リテールの用途をサポートしつつ、ワークロードを最適化する。

 ThinkSystem SN550 V2は、小型フットプリントでエンタープライズのパフォーマンスと柔軟性を実現する、Flexシステムファミリーの最新コンピュートノードとなるブレードサーバー。パフォーマンス、効率性、セキュリティを重視して最適化されており、クラウド、サーバー仮想化、データベース、仮想デスクトップ(VDI)などのビジネスクリティカルなワークロードに対応する。

ThinkSystem SD650 V2
ThinkSystem SD630 V2

 さらに、レノボでは、「エクサスケールからエブリースケールへ」のビジョン達成に向けて、Lenovo ThinkSystem SD650 V2/SD650-N V2/SD630 V2/SR670 V2の4種類の新型サーバーも発表した。

 これらのThinkSystemサーバーは、ネットワークカード、NVMeデバイス、GPU/アクセラレータ向けに2倍のI/O帯域幅を実現するPCIe Gen4をフル活用し、CPUとI/Oの間でバランスの取れたシステムパフォーマンスを発揮。最小限の床面積で大規模な演算能力を発揮しつつ、エネルギー消費量を削減する。また、各システムは、Lenovo Neptune冷却テクノロジーを活用することで、パフォーマンスとエネルギー効率を向上させている。