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九州電力やアシストなど3社、S/MIMEを用いたメールのなりすまし対策サービス「CertCONNECT」

 九州電力株式会社、九電ビジネスソリューションズ株式会社、株式会社アシストの3社は、電子メールのなりすまし対策サービス「CertCONNECT(サートコネクト)」を4月1日より提供開始すると発表した。

 CertCONNECTは、メールに電子証明書を付与してなりすまし対策を行うサービスで、アシスト、一般財団法人日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)、ハミングヘッズ株式会社、九州電力によって共同開発され、2019年6月から九州電力(現・九州電力送配電株式会社含む)の全社員約1万3000人に適用している仕組みをサービス化した。

 具体的には、メールに対して電子証明書を用いた電子署名を付けるS/MIME技術を利用しており、間違いなく本人から送信され、メール内容が改ざんされていないことを、視覚的にわかりやすく確認できるようにしている。

 また、従業員の採用・退職や出向などによりひんぱんに発生する、電子証明書の発行・失効や、PC/ソフトウェアの設定についても、データ連携ツールによる従業員情報とのひも付けや、RPAソフトウェアの活用によって自動化された。これにより、S/MIME普及の課題とされている「セキュリティ確保」と「メール利用者・管理者負担軽減」の両立を実現したとのこと。

 なお、サービスは九電グループの九電ビジネスソリューションズが提供し、アシストは同サービスに含まれるデータ連携ツール「DataSpider Servista」を九電ビジネスソリューションズに提供するとともに、技術面での支援を行う。