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NTT西日本、防犯・監視カメラ向けクラウドサービスにAIを活用した混雑状況可視化オプションメニューなどを追加

 西日本電信電話株式会社(以下、NTT西日本)は26日、防犯カメラ・監視カメラのクラウドサービス「クラウド型カメラとれ~る」のオプションメニューとして、AIを活用して混雑状況を可視化するサービス「映像解析オプション 混雑状況可視化」と、LTE対応バッテリー内蔵カメラおよびクラウド保存が可能となる「LTEポータブル型プラン」を3月1日から提供すると発表した。

 「映像解析オプション 混雑状況可視化」は、クラウド型カメラとれ~るが撮影した画像から、AIが自動で人物を検知し、人型の画像に塗り替えた(秘匿化された)画像を1分間隔で作成することで、混雑状況を見える化する。

 顧客の専用画面に表示することで、遠隔拠点から混雑状況を把握することが可能。来訪者さプライバシーを守りつつ、顧客が公開しているホームページやアプリに画像を表示することで、店舗などの混雑状況を直観的に表示できる。

 一定のしきい値に達するとメールによるアラートが発出され、従業員の適切な人員配置や入店規制等に活用が可能。顧客環境に物理的なサーバーは不要で、簡易に導入できる。

 提供価格(税込)は、人物の秘匿化画像の作成・表示(1回/分更新)、混雑アラート、混雑時自動画面切り替え、顧客サイト埋め込み用のURL払い出し(閲覧数1万閲覧まで)の基本機能が月額4400円、1契約で10万閲覧まで追加できるホームページ閲覧追加機能が月額1100円。

混雑状況可視化画像のイメージ

 「LTEポータブル型プラン」は、LTEやWi-Fi通信に対応し、移動しながらの撮影や定点カメラとして設置が可能なLTE対応ポータブルカメラ(SF-PKT02)を、クラウド型カメラとれ~るの対応機種に追加する。

 カメラは、最大8時間の撮影可能なバッテリーを内蔵し、防水・防塵の機能も備えているため、屋外でも利用が可能。建設現場での遠隔臨場や設備の遠隔点検など、リアルタイムに映像を見ながら、遠隔業務支援が行える。また、LTEポータブルカメラを対象として、高画質な映像を視聴することができる「LTEポータブル型(30日)プラン」も提供する。

 提供価格(税別)は、LTEポータブルカメラが9万2400円(参考価格)、LTEポータブル型(30日)プランの価格が月額5500円。

 また、「クラウド型カメラとれ~る」の画像を、API経由で外部のAIエンジンやシステムなどで利用できる「画像連携APIオプション」も合わせて提供する。主な機能として、静止画出力機能、APIキー定期変更機能、API利用にあたっての制御機能(認可連携機能/トークン払出/リクエスト元IP制限など)を提供。クラウド型カメラとれ~るで提供する全カメラに対応する。提供価格は要問い合わせ。

 法人向け通信サービス「スマート光ビジネスWi-Fi ハイエンドプラン」では、最新のWi-Fi規格であるWi-Fi 6(IEEE 802.11ax)に対応した「スマート光ビジネスWi-Fi ハイエンド6プラン」を3月1日から提供する。

 スマート光ビジネスWi-Fi ハイエンド6プランで提供するWi-Fi 6対応の無線LANアクセスポイントは、4×4アンテナ、2.5GBASE-T対応LANポートを備え従来規格(Wi-Fi 5)と比べて多端末接続時の通信性能の向上と最大通信速度の向上が期待できる。

 提供価格は1台につき4180円(税別)。最低利用期間は24カ月(最低利用期間内の解約時は解約金一律1万1000円)。有料で訪問修理オプション、LAN給電オプションも提供する。