キヤノンMJ、ネットワークを活用した「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を提供

　キヤノンマーケティングジャパン株式会社（以下キヤノンMJ）は7日、ネットワークカメラを活用し、コロナ感染拡大防止を支援する「医療機関向け遠隔モニタリングパッケージ」を1月中旬から提供すると発表した。

　医療機関向け遠隔モニタリングパッケージは、コロナ禍における病院や診療所などの医療機関において、ネットワークカメラの映像を活用し、医療従事者の安心安全を守り、感染拡大防止を支援するもので、3種類のパッケージを提供する。

　「感染病棟・病床遠隔モニタリングパッケージ」は、病棟・病床でコロナ感染症患者の容態と、バイタルモニターなど医療機器の状態を映像で遠隔モニタリングを行い、コロナ感染症患者と医療従事者の接触を最小限とすることで、医療従事者の感染リスクを軽減する。主に、中大規模病院や仮設病床向けのパッケージとして、常設タイプと可搬タイプがある。価格は、5病床（1病床あたりカメラ2台設置時）、常設タイプの場合で120万円（税別、以下価格はすべて税別）から。

　「待合室混雑状況配信パッケージ」は、来院患者向けにリアルタイムで診療所の受付や待合室の混雑状況を映像配信することで、密回避を促すとともに、安心して来院できる環境を提供する。主に小規模病院や診療所向けのパッケージとなる。価格は、初期料金が6万円から、利用料金が月額5800円から。

　「濃厚接触者早期特定パッケージ」は、院内でコロナ感染症患者が確認された場合、病棟内の複数カメラ映像からコロナ感染症患者をスピーディに抽出することで、濃厚接触者の早期特定を可能にする。さらなるコロナ感染拡大の防止を支援する、おもに大規模病院向けのパッケージとなる。価格は月額120万円から。

濃厚接触者早期特定イメージ