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KDDIとSupership、効率的なストアマーケティングを実現するOMOソリューション「One Data Marketing Platform」を提供

 KDDI株式会社とSupership株式会社は23日、商業施設や店舗への効率的な集客や販促活動の実現を目的に、オフラインとオンラインのデータを融合して広告配信、顧客分析、来店効果検証までをワンストップで提供するOMO(Online Merges with Offline)ソリューション「One Data Marketing Platform」の提供を開始した。提供価格は、要件や仕様などに応じて個別見積もり。

 One Data Marketing Platformは、施設や店舗のオフラインデータと広告主が持つオンラインデータに加え、KDDIとSupershipの提供する高精度な属性データをつなぎあわせて、施設や店舗利用者の属性や行動、広告効果を正確に可視化する、ストアマーケティングに特化したソリューション。

 キャリアが保有する2000万UUの確定データで利用者属性の分析が可能。オフラインデータとオンラインデータを掛け合わせた分析結果を、分かりやすく可視化するダッシュボード機能を提供する。

 さらに、IoTセンサーを活用して、階数をまたいだ移動を含む動線、移動速度、滞在時間など、施設や店舗内の利用者の行動を高い精度で可視化できる。

 これにより、集客を目的とした販促・広告などのマーケティング活動において、顧客分析、広告配信、効果計測までをオフラインとオンラインのデータを横断して一気通貫で行うことができるほか、集客を行いたい商圏を対象としたオンライン広告の来店成果の検証や、一度店舗を訪れたことのある利用者へ向けた広告配信によるリピーター化など、企業のニーズや環境に合わせたマーケティング施策の実行と効果検証を可能にする。

 また、小田急線沿線を中心にデータとインサイトに基づいたエリアマーケティング支援を展開する株式会社小田急エージェンシーが、One Data Marketing Platformを先行導入した。小田急エージェンシーは、同社が交通広告媒体を運営する小田急線沿線駅におけるデジタルサイネージの媒体価値向上と出稿コンテンツの最適化を目的として、時間や場所を軸とした利用者の増減やその属性を可視化するため、One Data Marketing Platformの顧客分析機能や店内分析機能を応用して利用している。