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アステックス、データセンター向け負荷試験事業を拡充
2020年12月23日 08:00
株式会社アステックスは22日、2021年1月からデータセンター向け負荷試験事業を拡充すると発表した。
アステックスは、商業施設やオフィスビルなどで、非常用発電機の年次法定点検を実施している。非常用発電機の年次法定点検は、自然災害などで発生する停電時に、消防施設やエレベーターなどの設備を稼働させるために義務付けられている。さらにデータセンターでは、非常用電源の年次法定点検に加えて、新設時の非常用発電機や無停電電源装置の試験や、新設時の総合連動試験の一環としての試験についての需要がある。
アステックスでは、クラウドの普及やコロナ禍によるリモートワーク関連サービスの増加、国が推進するデジタル化の普及などにより、今後データセンターの建設が増加し、新設データセンターの無停電電源装置の単体試験や総合連動試験の需要が拡大するとして、低圧用の負荷試験装置を12月8日に10台増産した。
需要に対しては、負荷試験装置の販売、負荷試験装置の貸し出し、負荷試験の受託の3つの方法で対応。アステックスは、今回の増産で低圧用負荷試験装置を合計で130台保有し、データセンターの負荷試験受託において、1年後には前年比で29％増となる、年間48件の獲得を目指すとしている。
