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ウイングアークがフィリピンN-PAXと提携、人事管理システムやデータ分析・トレーニング事業に「MotionBoard」を提供

 ウイングアーク1st株式会社は9日、シンガポールの現地法人WingArc Singaporeと、フィリピンN-PAX Philippines(以下、N-PAX社)が、事業提携契約を締結したと発表した。これに伴い、ウイングアーク1stのBIダッシュボード「MotionBoard」とN-PAX社のデータ分析・トレーニング事業「Advanced Analytics」、同社の人事管理システム「Human Resource Companion(HRC)」などとの連携が可能になったという。

 ウイングアーク1stは海外の事業拡大を成長戦略のひとつに位置づけており、2009年に中国上海法人、2014年にシンガポール法人を開設。また2017年には豪州の統計局向けBIベンダーを買収し、アジア・太平洋地域における事業を強化してきたという。

 一方のN-PAX社は2002年にフィリピンで設立された企業で、さまざまなグローバルカンパニーとパートナーを組み、フィリピンや米国を中心とした多くの企業向けにソフトウェア製品を開発・提供している。

 またN-PAX社は、2019年よりAdvanced Analytics部門を新設し、より多くの企業においてデータの説明と可視化を実現できる知識と方法を広め、さまざまな現場で正しい現状分析と仮説構築を実現できるようにすることをビジョンとして、事業活動を行っているとのこと。

 今回の協業により、その中で、企業の保有するデータを分析するためのダッシュボード構築サービスとしてウイングアーク1stのMotionBoardが採用され、仮説検証用のモデル作成、業務データのMotionBoardへの自動連携、さらにMotionBoardを利用したデータ分析トレーニングの提供といった領域で貢献していくとしている。

MotionBoardでHRC上のデータを可視化した例