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アット東京の関西中央センター、日本取引所グループの関西プロキシミティエリアとして指定

 株式会社アット東京は4日、同社が大阪市中心部で運営する関西中央センター(KC1)が、日本取引所グループ(以下、JPX)から関西圏における新アクセスポイント(AP4)のプロキシミティエリアに指定されたと発表した。

 JPXでは、JPX市場への接続方式を多様化させるサービスとして、ネットワーク上の通信速度を短縮化・高速化し、より効率的な売買執行を可能とするコネクティビティサービスを提供している。このコネクティビティサービスでは、arrownetの出入り口であるアクセスポイント(AP)に隣接しているデータセンター内に、取引参加者、情報ベンダーおよびISVなどの機器などを設置するスペース・ネットワークを提供するサービスとして、プロキシミティサービスを提供している。

 KC1におけるJPXの関西プロキシミティエリアはAP4と同じ建物内にあり、JPXが提供する関西プロキシミティの内部接続回線サービスを利用することで、JPXシステムなどへの接続が可能となる。これにより、東京エリアとの同時被災リスクが少ない関西エリアにおいて、金融機関の顧客がバックアップ拠点として利用できる。

 また、JPXが提供する関西プロキシミティの外部接続回線サービスにより、arrownetで外部拠点との接続が可能。KC1に拠点を持つ通信回線業者の回線サービスにより、外部拠点との接続も可能となる。