米NetApp、コンテナ向けのサーバーレス／ストレージレスソリューションなどを発表

　米NetAppは26日（米国時間）「Spot by NetApp」のコンテナ向けのサーバーレス／ストレージレスソリューション、ハイブリッドクラウド向けの自律型ボリュームプラットフォーム、クラウドベースの仮想デスクトップソリューションを発表した。これらにより、マルチクラウド環境の管理を簡素化し最適化するとともに、膨大なデータを使用するクラウドアプリケーションの移植を支援するという。また、ハイブリッドクラウド環境全体にわたる包括的なワークプレイスソリューションを提供するとのこと。

　新たなサービスとして、まず、「Spot Storage by NetApp」と「Spot Ocean by NetApp」を組み合わせた、コンテナ向けのサーバーレス／ストレージレスソリューションを提供する。7月に買収したイスラエルSpot.ioの技術を利用しており、Kubernetes上でマイクロサービスベースのアプリケーションを簡単かつコスト効率よく構築、導入、実行できるため、ストレージサービスとデータサービスの管理が不要になるという。

　新サービスの2つ目は、「NetApp Cloud Manager」を通じて利用可能な、新しい自律型ストレージおよびデータサービスで、データ保護、最適化とポータビリティも提供される。これを利用することで、ハイブリッド環境全体にわたり完全な可視性と制御をもたらし、企業や組織はコンピューティングとストレージのコストを最大90％節約できるとした。

　最後は、クラウドベースのフルマネージドサービス「NetApp Virtual Desktop Management Service（VDMS）」と、ハイブリッドクラウド向けVDIの新たな検証済みデザイン。この2つのソリューションは、企業がテレワークに伴うニーズの増加に応えるため、インフラリソースを拡大するのに役立つとのことで、作業の手間を増やすことなく、継続的にリソースを最適化しながら、最大50％のコストカットを実現するとアピールしている。