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丸紅情報システムズ、業務を可視化しRPA導入に適した作業を洗い出すツール「業務まるみえ AIリポーター」

 丸紅情報システムズ株式会社(以下、MSYS)は9日、RPAの導入前に必要となる、業務の洗い出しと見える化を支援するツール「業務まるみえ AIリポーター」を発表した。

 「業務まるみえ AIリポーター」は、AIによって自動的に業務を可視化し、RPA化に適した業務の選定を支援するツール。業務用PCにインストールされたソフトウェアが、PCの操作ログを自動収集し、アプリケーションの操作内容や画面遷移を集計して、クラウド上の独自AIが操作内容を自動で精査してくれる。その内容は、個人単位、組織単位でまとめられ、レポートが自動発行されるため、その内容を基に、RPAによって自動化すべき業務を容易に見つけ出せるとした。

 なお、「業務まるみえ AIリポーター」では、操作ログ内の繰り返し業務パターンをAIで判断・抽出するが、繰り返し業務中に突発的な作業が入った場合、AIによって作業内容を精査・判断し、その作業が関連するものなのかどうかも判定できる。

 また、PC操作の有無を含めて業務時間の可視化が可能なため、担当者ごとの業務負荷が確認でき、RPA化の優先度が決められるとのこと。さらに、設定が一切不要の簡易ツールとなっているので、導入にあたっては現場担当者の手を煩わせない点も特徴。これにより、現場担当者に嫌がられることなくスムーズに導入できるとしている。

 対象となるOS環境は、Windows/Windows ServerとmacOS(Mac OS X)。

 価格(税別)は、初期費用が1万円、月額基本料がレポート集計可能なグループごとに2000円、月額ライセンス利用料が1台あたり1400円で、契約期間は1年単位。なお、利用にあたってはインターネット接続環境が必要となる。