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東京エレクトロン デバイス、ペネトレーションテストを完全自動化したプラットフォーム「PenTera」を販売

 東京エレクトロン デバイス株式会社(以下、TED)は3日、イスラエルPcysys(サイシス)と販売代理店契約を締結し、同社のペネトレーションテストプラットフォーム「PenTera」を販売開始すると発表した。

 「PenTera」は、ペネトレーションテストを完全自動化したプラットフォームで、自社システムの脆弱性を調査し、パスワードクラックやリレーアタック、マルウェア注入、特権エスカレーションなどの一連の攻撃を連続的に仕掛けることが可能。システムのリスクを洗い出して、テスト結果と対策方法のレポート作成までを自動で行ってくれる。

 PenTeraにIPアドレスを付与するだけで、すぐにテスト実行が可能なため、作業者のスキルに依存することなく、一定のクオリティを担保したテストを、自社システムに合わせて継続的に行える点がメリット。自動化により社内のシステム運用担当者が運用できるため、コスト削減にもつながるとした。

 時間の面でも、これまでは最低でも数週間かかっていた準備からテスト完了までの期間を、数時間まで短縮可能。定期的な脅威情報の更新により、常に最新の攻撃手法への対応も可能で、攻撃の痕跡を残さずテストによる影響をシステムに与えないため、 内システムの安全な運用との両立を実現するとしている。

 TEDでは、導入から構築、検証支援までをサポートするほか、ヘルプデスクサービスを提供するとのことで、金融、通信事業者、マネージドセキュリティサービス事業者(MSSP)を中心に販売活動を行う考えだ。