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KPMGコンサルティング、RPA推進アプローチの診断サービスを提供開始

 KPMGコンサルティング株式会社は22日、RPAの導入を実施している企業を対象に、企業のRPA推進アプローチの診断、改善策を織り込んだロードマップの策定をフルリモートワーク下により4週間で実施する、RPAクイック診断サービスの提供を開始した。

 KPMGコンサルティングでは、多くの企業がRPAを活用した業務自動化に取り組んでいるが、「期待していたほど効果が出ない」「AIやOCRを併用して業務の効率化を図りたいがどう使えばよいか分からない」といった、ROI(投資対効果)や自動化範囲拡大について課題を抱えている企業が少なくないと説明。また、新型コロナウイルス感染症を契機に、企業経営における業務自動化の重要度が高まり、さらに厳格なROI管理とリモートワーク下での推進が必要になると想定されるとして、こうした課題を抱える企業に対してサービスを提供する。

 サービスでは、すでにRPAの導入を実施している企業を対象として、さらなる業務自動化の加速、ROI改善を目的として、RPA推進アプローチを診断し、改善策を織り込んだロードマップの策定を全4週間で実施する。KPMGコンサルティングが、国内だけで数百にわたるプロジェクト実績を体系化したベストプラクティスであるTOM(Target Operating Model)を活用して診断し、リモートワーク体制下での支援に対応する。

支援スケジュール

 診断を実施することにより、業務自動化にかかるROIを改善し、リモートワーク下でも業務自動化を推進するための施策を立案することが可能になる。さらに、施策の優先順位と時間軸を考慮したロードマップを策定することにより、生産性向上や高付加価値業務へのシフトを実現する道のりを明らかにし、さらなる業務効率化の推進を支援する。

 KPMGコンサルティングでは、ビジネスプロセスを中心に、それらを実行する人や社内外のシステム・データなどをプラットフォームで連携することで、各種ツールやシステムで自動化された業務が連続性を保ち、多岐にわたる業務プロセスを統合管理するインテリジェントオートメーション(IA)により、攻めの業務効率化と守りのコンプライアンス向上の両立に加え、継続改善を仕組み化することを目指していると説明。RPAやAIがIAの実現に重要な要素であることから、診断を通してRPAやAIの導入状況を明確化し、生産性向上や高付加価値業務へのシフトにより、企業のビジネス活動の活性化を支援していくとしている。