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キヤノン、在宅勤務や窓口業務に適したコンパクトなA4モノクロレーザー複合機「Satera MF269dw」など5機種を発表

 キヤノンは28日、レーザープリンター・複合機「Satera」シリーズの新製品として、スモールオフィス向けA4モノクロレーザー複合機「Satera MF269dw」など5機種を6月11日に発売すると発表した。

 新製品の「Satera MF260」シリーズは、2016年9月発売の「Satera MF240」シリーズの後継機となるA4モノクロレーザー複合機。従来機からさらなる省スペース化と印刷の高速化を実現し、設置場所に限りのある在宅勤務などのテレワーク用途や、中小規模オフィス、医療機関、店舗、窓口などでの業務に適した製品となる。

Satera MF269dw

 横幅を抑えたコンパクト設計と、用紙のセットやトナーカートリッジの交換を本体前面から行うことができるフロントオペレーションに対応し、限られたスペースでの設置が可能。印刷速度については、A4片面で毎分28枚、ファーストプリントタイム約5.2秒の高速印刷を実現すると同時に、節電モードから約1.6秒の短時間で復帰し、在宅勤務における少数ページの文書も素早くプリントできる。さらに、医療機関の領収書や処方せんなどによく使われるA5用紙(片面)の印刷速度を高速化し、受付や精算時の窓口業務を効率化する。

 スキャン機能については、スキャンした文書データをネットワーク上の共有フォルダーへ直接保存、またはメールに添付して送信できる「SEND Lite」機能を搭載。医療機関で使う紹介状や問診票などのスキャンデータを、指定のフォルダーにPCを使わずに直接保存するなど、定型業務を効率化する。

「SEND Lite」機能のイメージ図

 また、同梱のPC向けアプリケーション「MF Scan Utility」を使用することで、スキャンした文書データをあらかじめ設定したEvernoteやDropboxなどのクラウドサービスに本体操作のみで直接アップロードでき、紙文書の共有を効率化する。

 同時に最大5台のモバイル機器とWi-Fiで直接データを送受信することができる「ダイレクト接続」機能を搭載し、Wi-Fiルーターがなくてもスマホやタブレットなどから直接プリントやスキャンができる。

 製品ラインアップは、FAX機能搭載モデルが、両面対応ADFと無線LAN搭載でSEND Lite対応のハイスペックモデル「MF269dw」、SEND Lite対応の有線LANモデル「MF266dn」、無線LAN対応モデル「MF265dw」の3機種。FAX機能非搭載モデルが、ADFを装備する無線LAN対応のスタンダードモデル「MF264dw」、無線LAN対応のエントリーモデル「MF262dw」の2機種。価格はいずれもオープン。