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クエステトラ、クラウド型ワークフロー「Questetra BPM Suite」最新版を公開

 株式会社クエステトラは11日、クラウド型ワークフロー「Questetra BPM Suite」の最新版となるバージョン12.0を公開した。

 Questetra BPM Suiteは、ペーパーレス環境やリモートワーク環境を推進するための業務プラットフォーム。業務案件は業務フロー図に従ってコントロールされ、案件が人間工程に到達すると担当者がアウトプットを求められる。また、案件が自動工程に到達した際には、「PDFの生成」や「クラウドストレージへの保存」といった既定の処理(サーバーサイド処理)が自動的に行われる。

 「稟議承認フロー」「文書翻訳フロー」「品質チェックプロセス」「請求書発行プロセス」といったさまざまな業務に適用でき、各業務のプロセスオーナーは日々の業務の中で少しずつ「業務プロセスの改善」を実践できる。

 新バージョンでは、テキストファイルやCSVファイル、HTMLファイルといったファイル型データからテキスト情報を自動抽出して、文字型データに格納できる機能が標準機能化された。この自動工程を業務プロセスに組み込むことで、ファイルをダウンロードしたり、開いたりする手間を削減できる。たとえば、ファイル型データ項目にセットされた取引先マスタファイルを、ダウンロードせずに内容を確認できるようになる。

 このほか、同じワークフロー基盤の「メッセージ開始イベント(HTTP)」にリクエストを送信し、プロセスを起動する設定を容易にする機能や、HTTPリクエスト送信機能でContent-Typeを指定できるようにする強化、HTML/Javascriptを利用したアプリ編集機能(HTML5モデラー)の正式リリースを行っている。