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NTTテクノクロス、遠隔地の臨場感も配信する「超高臨場映像ソリューション」を提供
2020年5月11日 13:25
NTTテクノクロス株式会社は11日、NTT研究所の独自技術を活用し、遠隔地の臨場感をそのままにリアルタイムで映像を配信する「超高臨場映像ソリューション」を5月25日に提供開始すると発表した。価格は要問い合わせ。
超高臨場映像ソリューションは、遠隔地のイベントや講演があたかも目の前で行われているかのような空間を再現する、NTT研究所の超高臨場感通信技術「Kirari!」を活用したソリューション。スポーツ観戦やライブイベント、講演などにおいて、会場の収容数やアクセスが原因で一部の人が参加できないといった課題や、映像による遠隔視聴では、現場の雰囲気や迫力が伝わりづらいといった課題を解決する。
NTT研究所が開発した任意背景被写体抽出技術を活用することで、ブルーやグリーンなど単一色の背景スクリーンを用いたクロマキー撮影を利用せずに、任意の場所で、動いている対象でもリアルタイムに映像として切り出すことができる。切り出された人や物の映像は、リアルタイムに遠隔地へ伝送し、他の映像や資料と合成できる。これにより、高度な映像演出と、遠隔地でも同じ空間にいるような映像を提供し、高臨場な複数同時講演の実現などに貢献する。
さらに、NTT研究所が開発した超高臨場サラウンド映像合成技術を活用し、複数台の4Kカメラで撮影した映像を、リアルタイムにつなぎ合わせ、高精細でワイドな映像が作成できる。合成したワイド映像をリアルタイムに遠隔地へ伝送することで、時間と距離を超え、あたかもその場にいるかのような空間を再現する。
このソリューションにより、臨場感が求められるスポーツ観戦やライブイベントを体感できるようになるほか、航空・船舶など広視野角かつ繊細な監視作業が必要な現場においては、遠隔からの正確な監視を実現するとしている。
