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クオリカ、データレイクプラットフォームをサービスとして提供する「XLake」

 クオリカ株式会社は7日、現場のあらゆるヒト/ものからデータを収集し、分析/活用を実現するデータレイクサービス「XLake」の提供を開始した。

 XLakeは、AI PaaSとAIエンジニア支援を複合したサービス。データを保管するためのストレージサービス、さまざまなシステムやセンサーからのデータを分析に必要な事前のデータ処理を行うデータフローサービス、蓄積したデータの分析基盤の3つのサービスを提供する。ユーザーは必要に応じてサービスを選択して利用できる。また、蓄積されたデータを利用し、クオリカが顧客データの分析支援も行う。

 ストレージサービスの「XLakeストレージ」は、RDBなどの構造化データや、音声・画像・ログファイルといった非構造化データを、形式を問わず保管可能。顧客のデータを本来のフォーマットのまま保管し、後からその用途に合わせ抽出できる。保管できる容量に制限はなく、1TBごとの利用量に応じた契約となる。

 データフローサービスの「XLakeデータフロー」は、システムデータやセンサーデータなど、すべてのデータをXLakeストレージへつなぐためのサービス。分析に必要な事前のデータ処理を行うことが可能で、たとえば各種ログデータなどの非構造化データを構造化するなど、顧客が必要な形式でXLakeストレージに格納できる。1TBごとの処理量に応じた契約となる。

 分析基盤サービスの「XLakeアナリシス」は、XLakeストレージに保管したデータを分析するための基盤として、HIVEとSparkを提供する。処理性能に応じた契約となる。

 クオリカでは今後、クオリカのAIエンジニアが顧客の分析業務を代行する「XLakeプロフェッショナル」のサービス提供も予定する(2020年中リリース予定)。また、クオリカが提供するIoTプラットフォーム「Bellonica」や、遠隔予防保全や現場支援サービスなどその他の業務サービスアプリケーションとの連携を図り、AI/IoT領域でのサービス提供を拡大することで、2024年に売上高4億円を目指す。