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端末のWebアクセスをクラウドに集約しセキュリティ機能を提供、SB C&Sが米ibossのWebゲートウェイを販売

 SB C&S株式会社は23日、米ibossと、同社のクラウド型Webゲートウェイ製品「ibossクラウドプラットフォーム(iboss cloud platform)」に関して、国内初の販売代理店契約を締結したと発表した。これに伴い、4月1日よりサービスの提供を開始する。

 「ibossクラウドプラットフォーム」は、端末からのWebアクセスを集約してセキュリティ機能を施す、クラウド型のWebゲートウェイ。企業の本社・拠点を問わず、端末から直接ゲートウェイにアクセスすることになるため、本社・拠点間のネットワーク帯域が逼迫(ひっぱく)することを防げるほか、均一化されたセキュリティポリシーの適用を可能にするという。

 端末からアクセスするクラウドゲートウェイ(Point of Presence)は、日本国内を始めとする約100カ所に存在。ほかのユーザーとの共有ではなく、コンテナ化された専有のゲートウェイを割り当てる仕組みになっており、Webアクセス時の送信元IPアドレスの固定など、きめ細かい制御を行えるほか、低遅延、高速接続、最高レベルのデータセキュリティなどを確保するとしている。

 なおセキュリティ機能としては、Webフィルタリング、マルウェア対策、IPS、サンドボックス、SSLインスペクション、DLP(Data Loss Prevention:情報漏えい対策)、CASB(Cloud Access Security Broker)、Webアプリケーション制御などを提供する。

 SB C&Sでは、製品の日本語保守サポートを含めて提供するとのことで、価格は、100デバイスの場合で年額34万円(税別)から。

 なお利用例としては、オンプレミスプロキシのリプレースや、拠点からのインターネットブレークアウト時のセキュリティ補完、テレワーク時のセキュリティ強化などが挙げられている。