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日本ヒューレット・パッカード、最新世代の超小型x86サーバー「ProLiant MicroServer Gen10 Plus」

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、HPE)は12日、超小型x86サーバー「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」を発表した。部門サーバーとして十分な性能と、HPEが強みとしている自働化、リモート管理、セキュリティなどの機能を備えながら、超小型筐体による小型化を実現しているという。価格は11万円(税別)から。

 「HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus」は、119×245×245mmのコンパクトなサイズを実現した超小型1ソケットサーバー。縦置きにも横置きにも対応しているほか、稼働時の騒音をわずか36デシベルに抑えているため、さまざまな場所に設置できるという。

HPE ProLiant MicroServer Gen10 Plus

 性能面でも、Pentium GまたはXeon E-2200シリーズと最大32GBメモリ、最大4基のSSD/HDDを搭載可能になっており、部門や拠点のサーバーとして十分な機能を備えているとのこと。

 さらにリモート管理機能として、「HPE ProLiant」共通のサーバー管理チップ「HPE Integrated Lights-Out 5(iLO 5)」を標準搭載。機能を拡張すれば、リモート管理機能を活用し、場所を問わずにサーバーのコンフィグレーション設定、監視、アップデートを容易に行えるようになるとしている。

 また、「HPE ProLiant Gen10」サーバー共通のSilicon Root of Trustテクノロジーを採用。大規模な障害やビジネス中断を引き起こしうる、悪意あるファームウェア攻撃の検知および復旧を自動かつ迅速に行えるとした。

 このほか、AI技術を利用したクラウド型管理ツール「HPE InfoSight for Servers」にも対応した。サーバーの状態を監視し、ビジネスへの影響が発生する前に問題を予測して防止できるので、専任のIT管理者が不在の環境でも安定稼働が可能とのことだ。

 ネットワークインターフェイスは1000BASE-T×4ポートを搭載。PCIe Gen3(x16)も1基備えている。