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テクマトリックス、FOSSIDのOSSセキュリティ脆弱性検出ツール「VulnSnippet Finder」を販売開始

 テクマトリックス株式会社は2日、スウェーデンのFOSSIDが開発したオープンソースソフトウェア(OSS)のセキュリティ脆弱性検出ツール「VulnSnippet Finder」について、日本国内での販売を開始すると発表した。

 FOSSIDは、OSSライセンスおよびセキュリティ管理ツール「FOSSID」を提供している。「FOSSID」は、さまざまなプログラミング言語のファイルに対し、独自のコード検索アルゴリズムで高速にスキャンを行い、コードの派生元であるオープンソースを特定するとともに、NIST(アメリカ国立標準技術研究所)で公開されるCVE情報に基づくOSSの脆弱性情報も表示し、早期にOSSのセキュリティ対策が行えるようにする。

 今回販売を開始する「VulnSnippet Finder」は、コード行(スニペット)単位でFOSSIDナレッジベースと照合し、オープンソースコンポーネントや自社開発のソースコードに挿入されたオープンソースの一致個所を検索して、セキュリティ脆弱性の原因になりうるコード行(スニペット)を検出する。これにより、企業はソフトウェアの中にあるOSSのセキュリティ脆弱性を引き起こすコードスニペットを検出できるため、正確かつ迅速にOSSのセキュリティ脆弱性情報を確認できる。

 テクマトリックスとFOSSIDでは、「FOSSID」を「VulnSnippet Finder」を組み合わせた、より強固なOSS管理ソリューションの販売、マーケティング、ユーザーサポートなどの活動を推進していくとしている。