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田辺工業とNTT東日本、現場作業者とオフィスなどを結ぶ映像コミュニケーションサービス

製造・建設業界向けに提供

 田辺工業株式会社は27日、東日本電信電話株式会社(以下、NTT東日本)と連携し、ウェアラブルカメラを活用した映像コミュニケーションサービスを、製造・建設業界向けに提供すると発表した。

 今回提供するのは、製造・建設・インフラ業界の現場作業者と、オフィス・現場事務所などの遠隔地にいる管理・監督者、熟練者を結び、映像・音声でのリアルタイムコミュニケーションを実現するサービス。

 ウェアラブルカメラ、イヤホンマイク、通信機器、視聴用タブレットといった機器に加えて、モバイルなどの通信回線、関連クラウドサービス/ソフトウェア、環境構築、保守などをオールインワンで用意する。

 また、機器が届き次第すぐにサービスを利用できるよう、事前に設定を済ませたうえで提供するとした。

全体イメージ

 カメラはヘルメットへの装着を想定した軽量型を利用。カメラ映像のブレを補正することにより、視聴者の負担を軽減するという。さらに、防水仕様のカメラとイヤホンマイクを利用し、そのほかの装着機器類も専用ケースに収納することで、雨中などの過酷な作業現場での利用にも対応可能にするとのこと。

 加えて、複数の監督者・熟練者などと現場作業者を結ぶことを想定し、映像・音声接続は多地点に対応するとしている。

機器装着イメージ

 なお、提供開始は2020年度上期を予定しており、購入方法は一括購入/リースの2通りを検討中。サービスの提供全般と販売を田辺工業が担当し、サービス環境構築・運用・保守をNTT東日本が担当する。