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TIS、施設管理を目的としたサービスロボットの導入コンサルティングサービスを提供

 TIS株式会社は8日、運搬、清掃、警備、案内など人の業務の一部を代行・分担するロボットなど、施設管理などを目的としたサービスロボットの導入を支援する「ロボット導入コンサルティングサービス」の提供を開始すると発表した。

 サービスは、ニーズに沿ったサービスロボットとIoTやAI技術を組み合わせ、サービスロボットが人の業務を代行・分担する環境や仕組みを構築するための企画・検証から、導入・運用までをTISがワンストップで支援する。

 顧客の多種多様な課題を解決するために、特定ベンダーの製品やソリューションに依存しない中立的な立場で、システム導入のための要件定義やシステム設計などシステムインテグレータとしての実績・ノウハウと、これまでのロボットシステム開発の知見を生かし、運搬、清掃、案内、警備などの業務を担う自動走行のサービスロボットの運用を実現する。また、ベンチャー企業の技術や知見を上手く取り込むために、TISのベンチャー企業への投資を行う「コーポレートベンチャーキャピタル」とも連動する。

 サービスでは、TISが開発した、ロボットやIoTデバイスの統合管理と企業システム間連携を実現するプラットフォーム「RoboticBase」を利用。RoboticBaseは、サービスロボットを管理する機能(稼働監視、タスク管理、ロボット制御、リスク管理、資産管理、オープンデータ連携、データ分析、レコメンド、決済連携など)を持ち、これを利用することでスピード開発を実現する。

 TISでは、ロボット導入コンサルティングサービスを活用することで、サービスロボット導入を検討する企業は、ロボットの選定やコスト検討といった計画フェーズから実際に導入するまでの一連の流れを、TISの支援のもとでスムーズに進行できると説明。サービスを公共施設、空港、再開発街区および駅型の複合施設、オフィスビル、病院、ホテルなど施設の特徴や用途に合わせたサービスロボットの活用を目指す企業向けに展開していくとしている。