ニュース

会話中のノイズを削減し快適なWeb会議を実現するアプリ「Krisp」、ブイキューブが販売

 株式会社ブイキューブは19日、米Krisp Technologiesのノイズキャンセリングアプリケーション「Krisp」に関する、日本国内独占販売契約を締結したと発表した。これに伴いブイキューブでは、同日より「Krisp」の提供を開始する。

 ブイキューブの「V-CUBEミーティング」をはじめ、さまざまなWeb会議サービス・製品が提供されているが、昨今では、これらを利用してテレワーク、モバイルワークなどを行うケースが増えている。

 しかし、自宅や外出先のカフェ、サテライトオフィスなどでWeb会議を行おうとした場合に、生活音やカフェに流れる音楽、周囲の人の話し声といった環境音によって会議相手の声が聞こえづらくなり、Web会議を快適に実施できないといった課題が出てきているという。

 また、ノートPCで議事録をとる際には、キーボードのカタカタという入力音や資料のページをめくる音、咳払いやくしゃみなどの雑音で会議に集中できないといった課題も多く聞かれるとのこと。

 今回ブイキューブが販売する「Krisp」は、Web会議で課題になる音声品質を改善し、快適なコミュニケーションを実現させるアプリケーション。ヘッドセットやマイク/スピーカーなどのハードウェアに採用されている、騒音を打ち消す技術を用いたノイズキャンセリング機能とは異なり、ハードウェアから入力された音を人の声と騒音に分解し、人の声のみを送受信できるようにする独自技術を用いている。

 このため、ノイズキャンセリング機能を持たないヘッドセットやマイク/スピーカーを用いても、快適にコミュニケーションを実現可能。SalesforceやIntelへの導入実績があるほか、米国を始めとした世界150カ国以上、3万人を超えるユーザーに利用されているとした。

 なお現時点で、V-CUBEやSkype、Google Hangout、Zoomなど、600を超えるアプリケーションとの動作検証が完了しているとのことだ。