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日立システムズ、クラウド型学習プラットフォーム「コーナーストーン」を販売

 株式会社日立システムズは10月31日、米Cornerstone OnDemand(以下、コーナーストーン)と、クラウド型学習プラットフォーム「コーナーストーン」の販売代理店契約を締結したと発表した。日立システムズでは、「コーナーストーン・ラーニング」のライセンス販売や導入サービスの提供を同日より開始している。

 「コーナーストーン・ラーニング」は、従業員の自律的な学習機会を提供し、スキルアップを計画的にサポートするラーニングシステム。従業員が必要としている学習機会を継続的に提供し、スキルアップを計画的にサポートすることにより、従業員の学習意欲やエンゲージメントの向上を図れるという。

 例えば、従業員の興味あるカテゴリや受講履歴などから、AIが受講を推奨するコンテンツを自動的に提案してくれるとのこと。さらに、本人が目標とする人物が薦める教育をフォローする機能も備えており、それを参考にして学習プランを設計するといった使い方にも対応するとした。

興味や職位によって個人にあった学習コンテンツを自動的に推薦し、一覧で表示する「学習者ホーム」画面(左:PC、右:モバイル)

 このほか、モバイル(iOS/Android)に対応し、移動中の空き時間や外出先でもさまざまなコンテンツを学習できる点も特長。クラウドサービスのため、サーバーの設置費用などの初期投資は不要で、比較的容易に導入できるとしている。

 なお日立グループでは、2015年度から「コーナーストーン・ラーニング」を学習プラットフォームとして採用しており、現在、日立システムズを含めた約800社のグループ企業、約30万人の従業員に対し、コンプライアンス教育などの必要なプログラムをeラーニングで展開しているという。また、各職場でマネージャと部下が学習状況を確認しつつ、必要な研修を必要なタイミングで申し込み・受講できる環境を整えることで、職場起点の主体的な学習を促進しているとのこと。

 また日立システムズでは、日立グループ各社からの利用方法などに関する問い合わせに対し、一次受付を実施しているコンタクトセンターも担当しており、こうしたノウハウを生かしたヘルプデスクサービスなどの提供も検討するとしている。