NECソリューションイノベータ、「NEC働き方改革支援ソリューション」のクラウド版を提供

　NECソリューションイノベータ株式会社は3日、従業員の長時間労働の抑制や休暇の取得促進など、企業の働き方改革への取り組みを支援する「NEC 働き方改革支援ソリューション」において、同日よりクラウドサービスを提供開始すると発表した。

　NEC 働き方改革支援ソリューションは、ワークライフバランスの改善、生産性の向上に向けて、時間外勤務の削減や休暇取得率の向上を目指すとともに、PC作業の可視化などを行うソリューション。今回、このサーバー機能をクラウドサービスとして提供することで、導入がより容易になったという。

　ラインアップとしては、「ライトプラン」「スタンダードプラン」「アドバンスプラン」の3つを用意する。

　このうちライトプランは、勤務状況を見える化しテレワークなどを支援するもの。PC利用開始／終了時間の取得・ダウンロード機能を提供し、正確な労働時間の把握を支援するという。また、勤務予定申請・承認の機能により、テレワークなど、拠点が離れている従業員の勤務予定や業務内容を把握することが可能になっている。

勤務申請・承認画面イメージ

　スタンダードプランは、ライトプランの内容に加えて、事前申請のない残業に対するPC操作のロックや、既存の勤怠システムとのデータ連携により、残業時間やその原因を組織ごとに比較する機能を備えた。これらの機能により、働き方の分析が可能になるため、残業の抑制を支援できるとしている。

　最上位のアドバンスプランでは、スタンダードプランに加えて、従業員が使用するアプリケーションやファイルの使用時間の分析、チーム内でのタスクの共有、休暇計画の共有などの機能を搭載。組織内における心理的安全性と生産性の向上を支援するとのこと。

PCロック画面イメージ

　1IDあたりの月額料金（税別）は、ライトプランが250円、スタンダードプランが350円、アドバンスプランが500円。いずれも10ID単位での提供となるほか、契約は年間契約となる。

　NECソリューションイノベータでは、全プラン合計で、今後3年間に30万IDの導入を目指すとしている。