ムービット、クラウドサーバーのログ収集・保管などに対応するログサーバー「Powered BLUE 870 Syslog」を販売

　株式会社ムービットは19日、販売中のアプライアンスサーバー「Powered BLUE 870 シリーズ」について、新たにsyslogサーバー機能と拠点間などでログの送受信時に機器の認証や暗号化通信、冗長性などを備え、ログの盗聴防止、改ざん防止、ログの喪失防止やログの長期保存などの機能を有した製品「Powered BLUE 870 Syslog」を発表した。

　Powered BLUE 870 シリーズは、インターネットサーバー(Mail/DNS/Web/ftp）機能などを1台で運用できるアプライアンス製品。今回、製品にsyslogの機能を追加することで、Amazon Web Services（AWS）をはじめとするクラウド上に分散するサーバーからログを収集することや、クラウド上のサーバーへのログの保管などを簡単に構築・運用できる。

　syslogサーバーとしてはrsyslogを利用し、ログの送信・中継・受信の機能を備える。送受信のプロトコルは、UDP/TCP/TLS/RELPに加えて、TLSによる認証通信をサポートし、クラウド上に分散したログの送信元から受信先のサーバーまでの経路をすべてTLSの暗号化で運用できる。また複数サーバーへのログ送信などの冗長化での運用や、キーワードによるログのトラップ、ログローテンション回数の任意指定によるログの長期保存にも対応する。

　Powered BLUE 870 Syslogの価格はオープン。発売は9月25日。