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TIS、製造業向け「LinDo購買クラウドサービス」にサプライヤーの納期遵守率・不良品発生率などを管理する新機能を追加

 TIS株式会社は19日、製造業の調達購買業務の高度化を実現する「LinDo購買クラウドサービス」に、納期遵守率・不良品発生率・認証資格管理などの機能を備えた「サプライヤー品質管理」を新モジュールとして追加したと発表した。

 LinDo購買クラウドサービスは、オンプレミス版含め製造業で30社以上の導入実績を持つ、調達購買業務を高度化するクラウドサービス。最小構成で月額30万円(税別)からと、低価格でスモールスタートでき、「取引量の多い一部のサプライヤーから始めて、徐々に対象サプライヤーを増やしていく」「ソーシングやパーチェシングなど特定機能から利用する」といった業務シーンで柔軟に導入できる。

 新モジュールとして追加したサプライヤー品質管理は、表計算ソフトなどで行っている管理業務を高度化し、サプライヤー品質情報の一元管理を実現する。発注への入庫実績情報などをもとに、「サプライヤーの納期遵守率や納入実績などの供給品質」と「不良品発生率などの製品品質」の2軸からの定量評価を自動的に行うといったことが可能になる。

 また、資格情報管理機能、月次レポート/年次レポートの出力機能などでサプライヤーとの総合評価の情報共有ができ、関係強化や改善提案の推進を図ることができる。これらの機能により、製造業の調達購買業務において、より最適な仕入先選定とサプライヤー間の競争や技術力向上の促進を実現する。

 サプライヤー品質管理機能の価格は月額40万円(税別)から(単体モジュール利用の場合)。TISでは、新モジュールを追加したLinDo購買クラウドサービスを、調達購買業務の高度化を図りたい中堅・中小の製造業や、スピーディなクラウド導入を検討している大手製造業向けに拡販していき、2021年までに50社への導入を目指すとしている。